※下記データーは、メーカー発表値に、個人的見解を加味したものです。原則的に個人車に使用している 部品を記載していますので、標準指定部品でないものもあります。

〇スパークプラグ

 標準プラグ:NGK製DPR8EA-9(gap 0.9mm)

       (デンソー製X24EPR-U9)

 失火対策推奨プラグ:NGK製JR8C(gap 0.7mm)デモ車2号機使用

           ※中心電極はほぼ標準プラグと同じ位置。

            側方電極の位置が違うことで火炎核の形成される位置が違います。

            側方電極が2極のためどちらかに火が飛べば点火するため失火対策には可。

            火炎核の形成位置が違うので、出力増はありません。

 高回転重視用プラグ:NGK製DPR8IX-9(gap 0.9mm)(イリジウムプラグ)デモ車1号機使用

           ※電極が細く材質も違うため正常時は、火花が強く出力増が可能。

            低回転で使用し、燃焼温度が上がらない場合は、カブりで失火しやすい。

            街中等、低回転で使用するには、点火系の強化が必須。

 

〇プラグキャップ:純正部品規定抵抗値(9~11kΩ)

         ※純正IGコイル、純正イグナイターを使用する場合は、要規定抵抗値内

          キャップやプラグの抵抗値を変更すると最終点火時期に影響有。

        :ASウオタニSP2キット用

                                NGK製SD05F(No.8389)規定抵抗値(5kΩ)

 

〇プラグコード:純正部品(抵抗値無)

        ※社外部品を使用する場合は、ジョイントを使用しないこと。

       :ASウオタニSP2キット用

        ウオタニ製(抵抗値無)

 

〇イグニッションコイル:純正部品規定抵抗値

            1次側(2.4~3.0Ω)、2次側(10.6~15.8kΩ)、火花性能6mm

            ※純正イグナイターの場合で、社外品のIGコイルを使用する場合。

             1次側の抵抗値が小さいとイグナイター内部のトランジスタ破損の可能性有

           :ASウオタニSP2キット用ウオタニ製

             1次側(1.3Ω 実測値)、2次側(25.5kΩ 実測値)

            ※純正イグナイターには、使用不可(上記理由)

         

〇ピックアップコイル:純正部品規定抵抗値(81~121Ω/橙-黒)

           

〇イグナイター:国内仕様(点火時期:B.T.D.C.3°/1,000rpmー進角後:43°/9,000rpm)

       :輸出仕様(点火時期:B.T.D.C.3°/1,000rpmー進角後:43°/9,000rpm)

       :ASウオタニSP2キット用ウオタニ製(輸出車用)

        ノーマルスペシャル(0マップ:基本マップ)

        ※0マップを基本とし、+2°、+4°、+6°、+8°、-2°、-4°、-6°、-8°、-10°の合計10種類

          1500~2850rpmは傾斜進角(1500rpm回転以下は進角無)

        ※レブリミット設定有(10000~12800rpm)200rpm刻み及び無制限

 

〇プレッシャーセンサー:純正部品規定出力(0気圧時2.0V)

 

出典:輸出車用サービスマニュアル(ヤマハ)